冬の瞬間(とき)


- 狩勝峠 -

晴れていれば線路がゆっくりとΩカーブを描いて坂を下り、
新得の街まで見渡せる場所も、冬の間はほとんど見えることはない。
晴れていても5分毎に天気が変わりいきなり吹雪きはじめる。
この日もこの写真を撮った後に吹雪になり、退散。
この写真を撮った場所の後ろにまた山があり、
そこから俯瞰してみたいと思っているが、
一人だと遭難しそうで恐いのでまだ実現してない。

(JR北海道 根室本線 落合ー新得 1993/3/19 KR)








- 流氷列車 -

いくらオホーツク海といっても、3月下旬まで流氷が残っていることはめったにない。
残っていたとしてもゴミ程度で、数度訪れた中でもこれだけびっしりと
海面を覆いつくしているのは珍しい。
友人がすれ違いで1週間前に訪れた時はちょぼちょぼある程度。
2日後に通った時にはすっかり跡形もなくなり、
黒いうねりがいつまでも続いていた。やはり流氷は生き物か。

(JR北海道 釧網本線 浜小清水ー止別 1993/3/21 KR)








- スノートレイン -

これは長野に住んでいた頃撮ったもの。信濃大町にかなり近いところに
住んでいて、行こうと思えばいつでも行けたのに、行ったのは友人が来て
乗せてもらったこの時だけ。人は近場だとなぜか行こうとしない。
冬になると関西方面から白馬、栂池スキー場に向けてかなりの数の臨時列車が走り、
普段は1両、2両の列車がトコトコ走るだけの路線が、この時ばかりは活気付きます。

(JR西日本 大糸線 平岩駅 1994/12/27 AM4:06 KR)




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