カッと照り付ける日差し。撮影したところは公園になっているが、
日陰は斜面30mほど斜面ををよじ登った所にしかない。列車が来るまで
もう少し時間があるのでそこまで行ってもいいが、
今度はシャッターチャンスを逃してしまう可能性がある。
じっとしていると頭がくらくらしてくる。
タオルなどが入っている荷物はまとめて駅に置いてきた。
失敗した。
きっと、ここで出会った小田原から来た人もそう思っていたに違いない。
そんな事はつゆ知らず、海の上を急行列車が駆け抜けていった。
(北近畿タンゴ鉄道 宮津線 丹後神崎〜丹後由良 1995/8/27 KR)