入籍したは良いが、どうもかみさんの住んでいる地区では近所の人たちを呼んで結婚式をしなきゃならん(披露宴をやるべし)という決まりがあるようだ。そんなこと言ってもねぇという感じがするが、二人ともそもそもめんどくさがりなので正直言うとやりたくない。が、やはり体面とか今後のことを考えるとやっておいた方が良いよねぇという事になる。 こう言ってはムッとする人もいるかもしれないのであれだが、自分の感覚ではホテルでやる披露宴は本当に「披露」宴であって、自分たちは楽しめないものである。どうせやるならつまらない事を「つまんね〜」と思いながらやるより、楽しんだ方が良い。結局、多少お金がかかっても、おいしい食事をしたい、余興なんてどうでも良いから来てもらった人と話したい、もちろんケーキもおいしい方が良いと、いかにつまらないことを楽しんでやれるようにするか。という事を念頭にして披露宴をやろうとしている。日記に書いていっても良いんだけど、せっかくなのでちょっとまとめておくことにする。 2003年の8月頃(籍を入れてから1ヶ月後)からなんとか形だけでもと思いつつ意識して探そうとした。が、仕事が忙しくて出かけることができない。システム屋という仕事をしているため、たまの休みもはたまの休みで平日の帰りが遅いので午前中寝ていたりする。起き出すと午後になっていたりして、もう出かける気力もなくなってしまう。探そう探そうとしていると、気は焦るが体がついて行かず、ますます焦り二人の間でちょっとけんか腰になったりする。 9月に入り、かみさんの方がかなり危機的状況と判断したのか、Webを使って資料請求をはじめる。どんなところが良いのか、初めのうちはお互い結婚式(というか披露宴)はやりたくないな〜という意見で一致していたが、親戚、近所、しがらみの前に「やらなきゃならない」ということがはっきりすると、当然ながら「おしゃれなところでやりましょう」という希望が出てくる。 問題は呼ぶ人。双方の親、親戚を考えただけでもざっと42名。本当に親しい人だけを呼んだとしても50人を下回るんだろうかという人数構成。加えて、個人的に車いすが入れないところではやりたくないので、選択肢はますます狭まる。 2003.9.7 式場選び かみさんがしびれを切らして母親と式場巡りをしてくると宣言し、朝から出かけていった。横浜、東京と5ヵ所程度まわったらしい。女の意地ってのはスゴイ。以下は聞いた情報。 1.セントジェームスクラブ迎賓館 披露宴会場他ふんだんに窓あり。坂を上るようなので、駅から歩きだとキツイらしい。駐車場からのアクセスもいまいちで、窓があるのは良いが近所の家々が見えているのもマイナスイメージ。 2.横浜ロイヤルパークホテル 披露宴会場にスチール枠の窓あり。スタッフの対応がマニュアル通りで冷たい感じ。 3.THE PAN PACIFIC HOTEL 披露宴会場が地下ということで窓なし。パス。 4.Afrodire スタッフの人たちの進め方が「良いでしょ、良いでしょ」で、ちょっとしつこい。デザートを試食させてもらったが、これもしつこい味で却下。 5.ラ・カーサ・ニキ 今日見た中では最高。パンフレットから良い印象があったため、ここを第一希望としたい。 やはりというか、見てくれだけではなくソフト面も重要視するべきということはお互いわかっているので、いくら食事がおいしくても、いくら見た目がおしゃれでも、サービスマンの態度が悪いところはそれなりの評価である。こちらとしても、当日または前日に電話でアポを取ってから出かけているので、「それはどうなの?」というところがあるが、きちんとしたところはそれなりの対応をしてくれている。 2003.9.13 式場選び この日は仕事が休みだったので、何か所か一緒にまわることにする。
夜にひょっこりいってみた。ちょっと狭いような感じを受ける。夜中なので何ともいえないので、コメントをさける。 2003.9.14 式場選び 私は仕事へ、かみさんが親を連れて「ラ・カーサ・ニキ」へ。親に言われて昨日の壁が気になったらしくちょっとブルー入ってた。テーブルを中央に寄せたりすれば問題ないと思うが、どうなるか。 夜、帰ってきてから話を聞くことにする。 ・・・ やはり全員から見てもらえないかもしれないということで、だめ出しを食らったらしい。意気消沈している。 そして、何か所かまわってきたらしいので、また話を聞く。 1.御殿山ヒルズ 窓ありだが、そこから見える池が緑に濁っていて今ひとつ。会場と更衣室が離れていて、雨だとキツイかなという印象。 2.椿山荘 いかにも披露宴します、してます、しましたの人たちがあっちにうろうろこっちにうろうろしていて、タダでさえどこの親戚だかわからないのに、輪をかけて知らない人がちょこまかしている。ぜんぜん「我々の披露宴」ではなく、やらされている感じが強い。こんなところでは絶対やりたくない。スタッフも30点。 3.ルヴェソンヴェール 可もなく不可もなく、スタッフが笑顔をふりまくという感じはなかったのがNGらしい。楽しんで働いているという雰囲気が感じられなかった。料理もちょっと味がくどい。会場がちょっと狭いか? 2003.9.15 決定! かみさんから連絡があり、親に「ニキで良いのでは?」と言われたらしい。(さすがに昨日連れ回していろいろ見てもらったから、選ぶ面倒くささがわかってもらえたのかも) 多少着替えの部屋の狭さが気になるけど、ど〜してもヤダというレベルではないのでよしとする。 親から第一ホテル東京シーフォートはどうなの? と来たが、ホテルのくせに車いすの対応がいまいちっぽいのでやめておく。 これにて披露宴会場の選択は終わりにする。次から準備編となります。 この間に衣装あわせを何回かやってます。5回くらいかな? ウェディングドレス、カラードレス、お店にあるものなら片っ端からどれでも着れるので、休みの日の暇つぶしには最適。デジカメで写真も撮り放題。ただ、度が過ぎるとかなり疲れる。合計で20着くらいのドレスを着たはず。細かい事は忘れてしまったので省略。 2003.12.27 電話 ニキから電話があり、年明けに招待状の打合せをしたいという話がある。年明けに何度か電話をして、2004.1.24に打合せをする事に決定。 2004.1.4 衣装あわせ 渋谷の静と新宿の華に衣装あわせに行く。ウェディングドレスは静で、カラードレスは華に決める。新郎モノも2店から1着ずつ借りる事にした。あまり書くと当日つまらなくなるからこの辺で終わり。3月のおおよそ1ヶ月前に小物の打合せをするという事で最終打合せをする事になる。 2004.1.24 - 2.7 招待状など 招待状をどうするかの打合せ。多少なりとも前フリがあるか、当日ああでこうでと話があるのかと思ったら、「どうします?」と来たのでちょっとびっくり。決めてきた事と言えば招待状を親の名前ではなく自分たちの名前で出そうという事だけ。結局、自分たちで作っても良いし、招待状、封筒、返信はがき、その他の印刷だけ頼んでも良いし、宛名まで印刷もしてくれるらしい。通常、式の2ヶ月前に発送、1ヶ月前までに返信してもらうというのが一般的らしく、そろそろ決めて印刷に回さないと遅れてしまうらしい。もうちょっと前フリ欲しいな。 全部自分たちで作ろうかとも考えたので、その日は注文せず帰りに東急ハンズやらヨドバシカメラに寄って招待状のサンプルを見る。なんだかソフトもいろいろ出ているらしく、「手作りウェディング!」と派手に宣伝している。楽しいのは楽しいかもしれないけど、結局時間がなくてドタバタしそうだったのでお店に手配する事にする。一式\400-で、宛名は自分達でやる事にした。これに乗じてプリンタ(EPSON PM-G800)を購入。\20,800-也。 3日後に印刷サンプルが到着。特に問題がなかったので、かみさんの分を18人分、自分の方を17人分注文する。2.7に一式到着。一安心。 2004.2.15 招待状宛名の印刷 一週間ほったらかしの上、2.15の深夜にかみさんの分だけでもと8部印刷をする。プリンタのセットアップは一応していたものの、実際の印刷となるとExcelからデータを差し込んだり微妙に位置がずれたりしていてめんどくさい。1時間ほど格闘して、なんとか完了。寝られないんじゃないかと冷や冷やした。 2004.2.28 引き出物と披露宴の進行打合せ 20分くらい遅れてニキに入る。引き出物をなににするか(良くあるカタログタイプにしたですよ)、メニューをどんな風にするか、試食会の時のメニューをベースに、オードブルを1品に、ダメだと思ったコンソメスープをポタージュに、メインのお肉を山形産に、シャーベットを春らしくいちごに、ケーキとかコーヒー紅茶も細かく決める。その後、座席表と席に置く名前の札は自分たちで作ると宣言。果たしてできあがるのか心配だがなんとかなるでしょう。 最後に当日の進行スケジュールをどんな風にするか、一通り決めておいたので話がスムーズに進むんだ。細かい話は割愛。できるだけ自分たちが何かをしゃべるのではなく、静に進行するようにし向ける。最後に音楽。これは決めてなかった。というよりも決められなかった。お互いにいろんな曲は知っているものの、曲名を知らずにあんな曲こんな曲で1曲も決められなかった。時間があってもできるかどうか不安。かみさんはヘアスタイルと化粧をどうするか打合せに行ってくださいと言われているらしい。その他の宿題として、音楽、プロフィールを書いてくるように、言われる。これも書きたくないな・・・・。そういえばウェルカムボードとかも作らなくちゃいけないんじゃないの? 次回は司会者の人、お花屋さんの打合せがある。1ヶ月くらい前で招待状が全部戻ってきてからが良いという事なので、3/27にする。 帰りにヨドバシとなかじまに寄り、紙を一通り見て、色紙と両面インクジェット印刷のできる紙を購入。 2004.2.29 近所まわり ご近所さんへの挨拶という事で、タオルを持っておじいさんに連れられて、かみさんの実家のご近所さんを9件まわった。昔ながらのしきたりらしい。来月にはかみさんが同じように近所をまわる事になっている。 どうでも良いけど最近写真がないな。 2004.3.13 最終衣装あわせ 今日は衣装あわせの最終確認で2件まわる予定。 渋谷で朝マックしてホットケーキを食らう。ウェディングドレスをもう一回来て、小物あわせをする。新郎の服に関してもやるもんだろうと思っていたら、ネックレスもイヤリングもないので基本的にやらないらしい。ちとつまらなかったりして。それにしても見積もりをよく間違えるところで、前回はドレスの差額を間違えていて、本来\75,000-くらいの負担が\40,000-になった。今回は新郎の差額を足すのを忘れていたらしく、これまた\25,000-くらい安くなっている。ケチケチしても仕方ないし、一回なら給料から引かれないように気を付けて下さいね〜等冗談も言えるんだけど、もうちょっとなんとかして欲しい。お昼ちょっと過ぎに完了。やはり時間がかかった。 16時から行く予定のもう一件に電話をかけて、大丈夫なのか確認。カラードレスに最後の最後で新作が入るようなことを聞いていたので、それを着るのも込みだったので入ってなければ意味がない。折り返し電話がありOKらしい。OKでもNGでも連絡くれるはずだったんだけど、まぁいい。 16時少し前に新宿のお店に行くといつもの人と担当が違う。「あらら?」と思っていると、やはりやることなすこと心配。もう最終の小物あわせで来たはずなのに、似合いそうにないドレスを勧められたりして怒るのを通り越してあきれていたりもした。30分くらいで前の接客が終わったらしく、途中からいつもの人に変わってくれた。よかった。その後はスムーズに進み、結局新しいドレスではなく最初から考えていたものに決定。こちらも新郎のやつは何もなし。最初はぶっきらぼうで冷たそうな人だな・・・と思っていたものの、思った事をはっきり言ってくれる人だったのでやりやすかった。感謝。 アパートに戻ると渋谷のお店から見積間違えていましたごめんなさいと電話有り。結構絞られたと思う。貸衣装に関してどこから請求が来るかわからなかったのでニキに確認。渋谷のお店は直接請求が来る、新宿の方はニキからあわせて請求が来る。なんであわせないのかよくわからないけど、なんでもそういう事になっているらしい。そういえば、食事の時に出るパンは食べ放題なの? とか、飲み物は飲み放題にした方が良いのかどうか、まだ判断が付かない。受付は10時頃に来ればOKですよという事だったけど、あまり早く来てもらっても仕方がないのでこれまで話をしているように10時半のままにしておく。頼んでいる二人なら遅刻はしないでしょうという考え。 2004.3.27 かみさん近所まわり いとまごいというものをするらしく、かみさんが自宅へ。近所の人に「おせわになりました」と挨拶してまわるらしく、私の方がおじいさんとまわったのに対して一人でまわらなきゃならないらしく、大変。朝方まわっても居ず、午後一まわっても居ず、夕方まわって全部まわりきれたと言うから結構大変だったらしい。私はその間自宅で留守番。タイヤ交換行けばよかったな・・・。 2004.3.28 打合せ 今日はニキで打合せ。 最初にお花の打合せ。実はこの人が司会の人かと思ってかなり面食らった。かみさんを見ると、やはり凍り付いている。話をし出すと花屋さんのようでまぁ一安心。ただ、基本的に話をしたくないタイプの人である。お花屋さんとの話といっても、新婦の髪につけたい花は考えてきたけど、高砂の花、各ゲストテーブルに置く花、噴水に飾る花、ケーキカットの台、入り口のガラスケース、などなど決めなきゃならないらしく、決めてないよって言いたくなった。「どんな風な花にします?」と聞いてくるけど、これも先にどんなところの花を決めて来るべきなのか、ひとこと欲しかった。ゼクシーとか読んでいればどこの花を決めておかないとダメとかわかるのかもしれないけど、さっぱり買わないので「どれ?」って聞かれても「ほえ?」って感じになってしまう。入り口からゲスト席、高砂、トイレ、控え室まで一通り白〜ピンクから赤系統でまとめた。 引き続き司会の人と打合せ。第一印象から良かった。安心してまかせられそうという雰囲気が漂う。これはかみさんも同じ。 話が始まると、宿題だったプロフィールをあまり書いていなかったにもかかわらず、子供の頃の思い出から出会った時、この先どういう家庭にしたいのかなど、一通りするすると聞き出されてしまう。やはりプロだ。 16時くらいまでかかり、終了。荷物などは前日まに持ち込み、当日は指輪だけ持ってくるようにという事だったので、次の最終打合せは4月16日の15時からとする。カメラとか持って行く予定。 引き出物ののしなども確認してOK、数もOK、人数の変更は4月7日中、振込は4月14日中という事を確認。音楽とか決めないとな・・・。 一通り打合せが終わって見積もりを出してもらうと\220,000-也。花だけでざっくり普通のリーマン1ヶ月分の給料を少し割るくらいか。高い・・・。 2004.4.3 いろいろ作り物 新郎風邪でダウン中。かみさんは朝から起き出して、ペーパーアイテムをもくもくと作る。えらい。座席札、座席表がほぼ完成。それにしても今日は両方の親、ニキから、旅行会社と電話が鳴り続く日だった。 2004.4.4 今日も引き続き作り物 新郎まだダウン中。朝はかみさんの「プリンタ使えないんだけど」で起きた。ウェルカムボードらしきものが「あとは印刷するだけ」というところまでできている。かみさんは働き者だ。プリンタの設定をちょっと変更して印刷する。 座席表がほぼ完成したので、FAXで両方の親とニキに送る。しかし、XPのFAXはインジケータがまるでないので、送られたのかエラーになったのか、今どういう状態なのかさっぱりわからない。中古で良いから据え置きのやつ買った方が良いかな・・・なんて浪費する事だけ考えている。ダメだ。 そのあとは昨日の続きで座席表、メニュー、あいさつ、プロフィールなどを作成。途中までよくわからなかったが、「なるほど」と納得。寝る前に座席表だけぶわ〜と60枚印刷。メニューその他はその裏に明日以降印刷する事にする。いい加減眠い。結局、新郎は変な横やり入れとかみさんのじゃましかしてなく、ちょっと落ち込む。 まだ曲が全然決められてない・・・。 2004.4.13 CD 曲はおまかせしようと悩んでいたところでたまたまTSUTAYAに寄ると、結婚式用のCDなんてのがレンタルしている。これ幸いとかみさんを待っている間にあらかた探しまくり、かみさんと一緒に5枚ほど借りていく。これでひとまず悩みはなくなった? かも。選ばないといけないんだけど。 2004.4.14 会社は明日、明後日とお休み 帰ってくると、明後日金曜日中に持ち込まないといけないものをリストアップして、面倒なものからやる事にした。筆頭なのが座席表、プロフィールを印刷した紙を折って紐で縛って製本する作業。すぐに終わるかな? とタカをくくっていたからか遅々として進まず、24時くらいから始めて4時までかかる。オヤスミ。 2004.4.15 最後の買い物 10時頃起床。かみさんは心配なのか、朝から起きていて手紙を書いたという。あれほど嫌がっていたのにスゴイ。 今日は日曜日に引き続き買い物である。東急の地下に車をおいて、最後の見送りの時に渡すお菓子、\100-ショップでくじ引き用の箱、包装紙、宣誓書用の紙などを買う。お菓子はなかなか決まらずに、3種類の詰め合わせとした。また自分たちで包装すると夕べの二の舞だな〜と思ってお店の人に相談すると「やりますよ」という事だったのでお願いした。これはとても助かった。 実家に帰ってアルバムをめくり、カウンターのガラスケースに飾る写真を吟味。これがまた父親が写真好きなためかものすごい数があってパラパラ見るだけでも一苦労。なんとか9冊だけアルバムを選んで持ち帰る。 スキャンしてL版に印刷。なんだかんだで40枚程度を処理して2時頃にはなんとか終わり、眠る。 2004.4.16 準備最終日 午後からは荷物を持ってニキに向かう。12時半に部屋を出て16号と保土ヶ谷バイパスを通って湾岸線へ。途中横浜町田の前で予想通りの渋滞。それでも天王洲まで1時間程度で到着。荷物を下ろしてお店の中へ。思ったよりも荷物少ないですね〜と。どういうリアクションなのかちょっとわからなかった。 荷物の忘れ物がないかのチェックと、曲の簡単な打合せ。どこにどのCDの何番目の曲なのかなど。曲の詳しい打合せは明日。引き出物の置き場所、種類のチェック、名前のカード、ドレス当ての紙をどうやって置いたらいいか、カメラをどこにセットするのか、ガラスのカウンターの中に置く写真、ポプリ、噴水に置く石の配置など2時間程度打合せ。やる事はいっぱいありそうだけど、K田さんがやるから帰ってくださいと言われる。帰れるのだろうかと心配になりながら家に向かう。この辺になってくると時の進み方にかなり加速がついている。 帰りに町田に寄り、人前式の参列者の名前を書いてもらう紙と誓約書用の紙が微妙に色が違っていたのでもう少しだけ良い紙を買って帰る。明日は本番、間違いなく晴れ! 2004.4.17 結婚式、披露宴当日 6時前に起床、天気はもちろん晴れ。てるてる坊主ありがとう。遅刻することなく予定していた電車に乗り、9時前にニキに入る。これまでずっとお世話になってきたK田さん、ヘアメークのM上さん、付き添いのW辺さん、「楽しんでやりましょう!」という事でそれぞれ挨拶。かみさんは早速化粧と髪のセット。私はまだ時間があるのでその辺をぶらぶらしたり司会者の後ろにカメラをセットする。ちょっとがっかりなのは、花が打ち合わせしたイメージと全然違う。ゲストテーブルの花は目立たないし、メインテーブルの花は花束に見えないようにと頼んでおいたのにそのまんま花束。これであの値段は高いよナー。あわせて曲の選択もする。BGMとかは渡してあるCDの中からおまかせでかけてもらう事にする。 10時近くなると親戚の人が続々と入ってくる。メークが終わる直前にカメラマンが入ってきて撮影。ニキは新郎、新婦用の控え室がちょっと狭い。隣では親戚の人が着付け中らしい。着替えが終わり、運河のようなデッキに出てまず2人で写真撮影。新婦だけ撮影、新郎だけ撮影、その後親族紹介のために27Fに移動。こんなに親戚いたのか〜とびっくりするくらい両家から集まっている。家の方だけでも15家族30人、かみさんの方も同じくらいの人がいる。ここは非常に眺めが良く、ちらっと見た限りでは東京貨物ターミナルと新幹線の大井運転所がまるみえ。親族紹介が終わると「はいこっち〜」と言われてしまい、じっくり見ている暇がない。後ろ髪引かれながら降りる。 親戚が全員集まって集合写真をとる。家の方もかみさんの方も写真とかビデオを撮る人が多く、なかなか集まらない。カメラマン大変そう。4,5カット撮影して、今度は結婚式のリハーサル。直前にやるの? とも思ったけどそういうものらしい。スタスタ歩くんじゃなくてゆっくり歩けとか、ここでこう、あそこでこう、こんどはこう。といろいろやらされる。順番どおりにできるのかちょっと心配。一度練習すると控え室に引っ込む。結婚式に参列する人が着席して、バージンロードが敷かれる。 その前のこの時間に、カメラマンの人といろいろお話。とても気さくな人で35mmのEOSを使っていた。ストロボを横付けにしてバウンスにして使っているのはやはりプロ。デジタルの仕事はないのですかとか、デジタルになると露出計を使わなくなってとりあえず撮影してヒストグラムを見てとかどうも手を抜くとか、そんな話にうなずいてくれた。いろいろ掲示板では解像度がどうのとか話が出ているけど、いまのところ600万画素もあれば仕事に使うのにも十分で、客先要求の納品形態がまだ追いついてなく、まだまだフィルムベースの仕事が多いらしい。 いよいよ結婚式と披露宴。 ・・・ 終わってみるとあっという間だった。もっと料理が食べたかったな〜とかなり後悔。お肉が柔らかくておいしかったのに半分しか食べる時間がなかった。やはりカットしておいてもらえば良かった。ケーキだけは最後に普段着に着替えた後に出してもらって二人で食べた。ケーキの形、味、パンの固さ、肉の固さ、スープが心配の種だったけど、あれこれうるさく言ってお願いしたからか、とてもおいしかった。さすが料理に自信を持っているだけの事はある。話を聞くとゲストには老若男女問わず概ね好評だったらしい。 会場の間取りが気になっていたものの、次の部屋のテーブルが真ん中に寄せられていた事もあり自分的にはそれほど気にならなかった。帰る前に司会者のS木さん、K田さんとで写真を撮る。荷物は両親の車に預けて、明日取りに行く事にした。親戚、友人が帰っていくのを見送る。なんだか終わっちゃったな〜って感じでちょっと寂しい。 すべてが終わった後、かみさんと友人とでタクシーに乗り品川へ。二次会は6人で軽くお話会。20時すぎに一旦解散。かみさんは名古屋、金沢の友人と話し足りないみたいだったので残して帰る。一人になって、帰り道に今日の事を思い返してみた。自画自賛はあるかもしれないけど、これまで出席したどの披露宴よりも堅苦しくなく、親戚の人、友人といろいろ話ができたな〜と。 5分毎にタイマーで撮影していた写真もなかなかおもしろかった。5分とはいわずにもう少し3分とか2分の単位で撮影していた方がもっとおもしろかったかも。 食事がおいしかった、場所が良いじゃないか、という声を良く聞いた。我々二人的には、別のカップルと会わなかったのが良かった。ホテルや他の会場では、1日に3,4組回すところもあるらしい。そういうところではいろんな人が入り乱れて、ただでさえ知らない親戚が多く集まるのに誰が誰だかぜんぜんわからなくなる事がある。時間がおしてしまうと控え室前に次の人たちが待っていたりという事が他の会場を見学に行ったときに実際にあり、急かされる、急かしている、それだけは絶対にイヤだった。ニキはそういう事がまったくなく、場所もスタッフも貸し切り! 我々のために協力してくれている! という気分を味わえたのはとても良かった。事実、終わったあともしばらくその場に残り、雑談をしながら徐々に解散という感じが非常に印象的だった。 出席して頂いた皆様、写真を撮ってくれた皆様、たまたま通りがかって手を振ってくれた方々、スタッフの皆様、どうもありがとうございました。 2004.6.15 後日談 どうも終わったあとにマイナスイメージが多し。 まず、台紙付きの集合写真の焼き増しを頼んだところ、四切り\6,000-、六切り\5,000-という事だった。六切りを20枚注文して送ってもらうと、通常入っているはずの封筒がない。催促すると別途料金という事だった。めんどくさいので、それなら自分で買いにいっても同じと思い、いらないと連絡を入れた。そうしたら父親が黙っておらず催促の電話をして追加料金なしで送ってもらったらしい。 父親の出方も最初横で聞いていた限りではそれほど高圧ではなかったが、人によって態度を変えるのはどうなんだろうか。はじめから押せ押せでいけばよかった。ま、私の押しが弱いといえばそれまでだが。 さらに料金精算の際、六切り\5,000-というのは消費税込みだとばかり思っていたが(すでに4月を過ぎているため)、ちゃっかり請求されていた。\100,000-の5%となると\5,000-。たかがそれしきとはいえでかい。消費税込み表示の移り変わりの時期とはいえ、町中で目にする価格表示はいずれも税込みになっている。税込みではない価格表示はすべて(税別です)という表示が付いている。これも確認せずに電話越しで確認した方が悪いのかもしれないが、担当者の人もそのくらい気をきかせてくれても良いのではないだろうか。 そんなこんなで、かなり後味が悪い最後となってしまった。 |