memo - GPSと地図と


新規作成:2004.5.26
最終更新:2005.01.19 10:41



■パソコンとGPS
1998年頃からソニーのNavinYouを使っている。カーナビを取り付けるまではどこに出かけるときにもThinkPadを車に乗せて行き、ルート案内やどうやって抜けていこうかと考えるときに非常に役に立った。2000年にPioneerのハードディスクナビを購入したのはいいものの、画面サイズや操作性は今ひとつだと思っている。特に、XGAの画面で地図を表示させていたのと比べると通常のテレビサイズの画面では満足できないし、スクロールも遅い。最近はデジカメのストレージにパソコンを持って行く事が必須となったので、時々地図を見るためにNavinYouを使う事に代わりはない。
意外にも、ゼンリンの地図はJR、私鉄のいずれもかなり正確に地図に記載されていて、トンネル等も省略することなく載っているのでこの点だけでも便利だった。Pioneerの地図は線路の位置はそれなりに正確なものの、トンネルが全くわからない。

GPSの受信機は、最初はNavinYouに付属していたPCカードタイプのもの。これは今も父親が使っている。可もなく不可もなく、PCカードのはみ出しが大きいものの、それなりに使えた。その後、IPS-5200の受信感度がよいという事なので、これを使った日本電素のGPSモジュールを購入。そしてNavinYou 4.0のバージョンアップと共にUSBのPCQ-GPS2S(これはほとんど使用せず、行方しれず)、さらにNavinYou 5.0のバージョンアップと同時にPCQ-GPS3Sを購入。今度は見た目もそれなりに良く、USBケーブル1本でつなげる気楽さからIPS-5200と供用開始。購入直後非常に受信感度が悪く、何度かソニーに改善を求めるように販売店経由で送っていたところ、3度目くらいでかなりまともなものが送られてきた。以来PCQ-GPS3Sをメインに使っている。IPS-5200の受信感度はかなり良かったものの、白く大きいためダッシュボードに置いておくと目障りで、さらにはPCカードが必要であり、レンタカーを使うときなどは大きくて不便であった。
PCQ-GPS3Sの感度が良くなったところで、かみさんの車用にも同じものを追加で購入。(これも感度が悪かったのでソニーに交換してもらった)平行して全く出番のなくなったIPS-5200は売り払った。しばらくこの状態での使用が続き、かみさんの車のGPSモジュールも配線を隠したので持ち歩きようにともう1個追加で購入した。NavinYouも5.5にバージョンアップし、地図をDVDの全国版に交換しての使用がしばらく続いた。

2002年くらいからKashmirの存在を知り使い始めた。1/25,000の地図は写真を撮りに行くときの下調べに都合が良く、NavinYouの市街地図と共によく使うようになった。KashmirでもGPSは使えるが、ソニーのPCQ-GPS3Sはソニーのソフト用に作られており、通常のシリアル通信から受信するタイプの各ソフト(Kashmir含む)では使用ができなかった。一時期USBからシリアルに変換して使うような事をWebでも読んだような気がしたが、変換機を噛ましたりいまさらRS-232Cはないだろという事でやっていない。

ただ、地図、GPSはもともと好きな事もあり、KashmirでもどうしてもGPSを使いたくなる。ちょうど いいよねっと というところでGarminのハンディGPSの日本語版が発売されるという事で、発売とほぼ同時にGarmin eTrex Vistaを購入。こいつは単三電池で動くやつ。PCQ-GPS3Sも電池で使えたが、経緯度だけの表示なので結局持ち歩きには使わなかった。eTrexは簡易ながらも地図が出たり電子コンパスとしても使えた。何度か電池で運用してみたが、結局電池の持ちがあまり良くなく、PCとの接続も旧態依然としたRS-232C、車の中でシガー給電するとさらにケーブルがもう一本必要というのに嫌気がさし、あまり使わないうちにオークションで売り払った。

その後2003年年末にThinkPad X31を購入。こいつにはBlueToothが付いていた。PHSや携帯電話にもBlueToothが搭載され初めて、徐々に広まるのかな? と思わせつつなかなか広がらなかった。もちろん、BlueToothをインタフェースとしたGPSの受信機もその当初からあったが、まだ高かったような気がする。
そろそろなにかBlueToothで使いたいな〜というのと、GPSが欲しいな〜というのがうまい事一致して、今回の購入となるわけだが、2004年5月の時点でもUSのAmazonでは$240程度で売られているのに対して日本では\34,800-と、それなりに価格の開きがある。ま、日本で輸入した分もうけが必要という事はわかるのだが、USのAmazonでは日本への発送が不可になっていて買う事ができなかったので、ひとまずSPAの消費税無料の期間を狙って購入。

まずは本体のBlueTooth受信機の設定に手間どる。デバイスマネージャでBlueToothが入ってない事は確認していたものの、IBMから最新のドライバをダウンロードしてインストールしても状況は変わらない。「SMバス マネージャ」ってのがBlueToothじゃないかと思っていたが、どうも違うらしい。X31のマニュアルも手元にないのでちょっとぐぐってみると、X30ではハードスイッチがあり、X31でなくなったと書いてあった。それならあり得るのはFn+?だろと思ってキーをよく見るとF5に見慣れない((□))みたいなアイコンがあり、たぶんこれだろと思って押してみるとビンゴ!
見たことがない画面が出てきて、ここでBlueToothと無線LANをハード的に切り離しができるらしい。これは知らなかった〜。BlueToothがOFFになっていたので、ONにすると無事にハードウエアが認識されてドライバが組み込まれる。

その後、BTGPSのスイッチをONにしてもなかなか接続ができない(いい加減マニュアルを読めって・・・)。もう一度ぐぐり、PIN IDが 0138 0183 を設定したらOSに認識されてCOM6としてポートに接続可能になった。ターミナルを立ち上げてCOM6に接続してみると、GPSのデータがドコドコと受信されてくる。

Kashmirを繋いでみると、きちんと自宅近くの地図を表示した。しかも部屋の窓際ではなく、中の方でも測位が可能。天空が開けているところでも初期受信に10分くらいかかるソニーのPCQ-GPS3Sはゴミだ。IPS-5200も受信感度はかなり良かったが、窓際に持って行かないとダメだった。これだけ受信感度が良いと意味もなくもう一個欲しくなる。サイズ、取り回しの良さを考えると今までで一番いいGPS受信機だ。

実践運用はまた今度に。



■北斗星乗車中のログ(準備中・・・)
2004.8.4 北斗星82号ソロ2階席、海側
PCのバッテリがほとんどなかったため、北海道すら抜け出していません。中途半端です。


■はやて乗車中のログ(準備中・・・)
2004.11.7 はやて94号 海側の窓際
盛岡乗車してしばらくしたあと〜大宮到着前までのログです。


いずれも生データなので、kashmir等に読み込んで再生してみてください。Kashmirに関しては、こちらのWebページへどうぞ。



■BTGPSの電源供給


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