■ガキの頃から カメラはキャノンがスキ。小学校の時父親が使っていたのがCanon FX。これを使わせてもらったりしながら1984年12月にインテリジェント・シューターT70を買ってもらったのが本当に写真をはじめるようになったきっかけ。 あまり気にしてはいなかったが、巻き上げレバーがなかったり、プラスチックボディーだったり、ロゴも印刷だったりと、当時は賛否両論だったらしいが、自分的にはそんなことはお構いなし。鉄道ファンを読みながら欲しいな〜と思っていたカメラを買ってもらったのだから。近所の小田急線、東急線、上野駅で特急電車を撮ったりと、大活躍してくれた。 http://web.canon.jp/Camera-muse/camera/1976-1986/data/1984_t70.html ■1989年3月 それでもFD たしかEOS630がデビューした年。デビューの直前だったので良く覚えている。 北海道に行く前にT90を買ってもらった。思えばこの時点でEOSに乗り換えていればその後もスムーズに乗り換えができたのかもしれない。でも、自分で買える身分じゃなかったからなんとも。まだFD > EFの考えの人が多かったし。 http://web.canon.jp/Camera-muse/camera/1976-1986/data/1986_t90.html ■1996年12月 FDからEFへ FDレンズの供給がなくなってしまうということで、そろそろEOSに乗り換えを決意。父親の使っていたものと同じEOS 5を購入。が、フィルムを装填しない/した状態でのAEB時のフィルムの巻き上げにかなり差異があったため落胆。翌月の1997年1月、速攻でEOS-1Nを購入する。 この状態で数年が推移。 EOS-1V等が発売されたものの、1Nと撮影機能的に大きな違いはなく購入見送り。フィルムのコマ間に撮影データを写し込める機能は今でも欲しいが。 ■2001年2月 EOSのデジタルカメラ化 それまでポジをベースに使っていたが、写真を最終的にどのように使うのかという事を考えた。撮影後のポジの保管として、スリーブのまま防湿ケースに水取ぞうさんともども放り込んであり、なにかあるときは取り出して ええっと〜と探さないと目的のものは見つからない。カビの心配をしたり扱いにくいポジの状態で残っているよりも、デジタルデータとして残っていた方が自分に合っているのではないかと考え、EOS D30を購入。とはいえ、EOSのデジタルは随分前から待ち望んでいたものの、仕事が忙しいことやスペック的にフィルムのEOSが最初に出してきたEOS620、EOS650と同じように無難なラインの機種を出してきたので、ちょっと待ってみようかというのもあった。 確か購入したのは発売から半年ほど経ってからだった。直後から1Nの予備機として使い出す。当時はコンパクトフラッシュの512MBや1GBは存在していなかったり\100,000-以上したりで手が出ず、IBMのマイクロドライブ1GBが\50,000-程度と手頃だった事もあり、愛用していた。ただ、ハードディスクは消耗品という事を意識していて、電源を入れるたびに聞こえていた「カリカリッ」という音に、いつも怖いな〜と思い続けていた。使ってみるとやはり秒間3コマでは私の撮影スタイルではメイン機としては使えず、フィルムのサブ機という位置づけが強かった。この時点でEOSに乗り換えたとき最初に購入したEOS 5はほとんど実稼働から外れ、収納ケースから出ていない。 ■2001年12月 本格的にデジタル移行 EOS-1D発売と同時にメインカメラを1Nから1Dに変更。1Dの予備機にD30と1Nという状況が続いた。ただし、ロケハンなどに持ち歩くカメラはフィルムよりもデジタルの方が都合が良く、どうしてもフィルムでも残しておきたいというとき以外は1Nの出番はなくなった。D30も予備機として割り切り、撮影場所のメモ、一発撮り等に使った。 デジタルカメラにして悪くなったところもある。それまで単体露出計で必ず露出を測ってから撮影していたが、とりあえず撮影、画像とヒストグラムを見て露出調整して本番撮影というスタイルになり、データはこれまで以上に簡単に取れるようになったもののあまり気にしなくなった。基本的に被写体は高速で移動する鉄道なので、キチッと止めたり流したり絞ったりするという自分の意志はあるので、撮影パラメータを勝手に設定されてもイイという訳ではない。 ■2003年11月 あこがれのカメラ いまさらながら、高校生の頃から欲しかったNew F-1AEファインダー付きをオークションで購入。かなり程度が良く、ほぼ新品と言っても過言ではない。モータードライブも接続した事がないようで、手にしたときはゾクゾクした。 後日同じようにほぼ新品のモータードライブを購入。まだ取り付けていないが、たまにはこれを使ってみたい。 ■2004年3月 銀塩ボディーを生かすために 何年か前までのフォトキナなどには、フィルムの形をしたデジカメユニットが参考出品されて、フィルムの替わりにこれを入れればボディーの買い換えなしにデジカメとして使える時代が来るのかな〜と思っていた。 が、いつまでたっても正式発表される気配はなく、市場を探しても存在していないと思う。 今の世の中そんな昔の機種に対するオプションよりも、新しく専用にカメラを開発した方がコストも抑えられ、売り上げも上げられ、昔の機種のサポートも気にしなくて済む等、今的な考えもわからなくはない。ただ、手元にあるNewF-1やT90などをもう一度メインの機種として使ってみるのもおもしろいな〜と。特にNewF-1などで使えるデジタルパックのようなものが売り出されれば、そこそこディープなユーザからの需要はあると思うのだが。私も買う(笑) ポラパックのようなものがあるのだからなんとかなるのでは? NewF-1なら裏蓋交換+電源ユニットのできるだけ薄いやつで手巻き用のタイプ。裏蓋交換+モードラ部分電源、シャッター幕戻しユニットの現状のボディー+モードラくらいのサイズで連写可能なやつの2タイプ。メインカメラとしてNewF-1を持ち歩ける事を考えると楽しそうだ。 ■2004年3月 デジタルカメラで楽しむ Nikonやらレンズメーカーでは、デジタル用とうたった交換レンズをいろいろと発表しだしている。が、このデジタル用っていったいなに? と思ってしまう。私なんざそんなに細かく色のにじみや色収差がどうのって話は興味がなく、楽しんで撮る事が最優先なのでせいぜいズームレンズの樽、糸巻き歪みがひどいねとかそのレベルの話までしか興味がない。ホームページの画像は大きくても640x428dot、壁紙にする1400x1050dot、A4、A3で印刷して個人で楽しむ時にはそんな細かいところまで気にしても仕方がない事である。 デジタル対応! に釣られて買い換える人が増えれば内需拡大という事で良いんだけど、デジタル対応レンズが出たからといって買い換えている人たちにとって、当初の35mmカメラのレンズがそのままデジタル対応のボディーになっても使えるという最大の利点について「どーでもいい」と思っているようにしか思えない。 EOS-1Nと使い勝手の良いレンズを使っていて、ボディーを買い換えるだけでシームレスにデジタル移行できたのはAFに移行の際MFを捨てた身としてみれば大手を振って喜んだ事であり、レンズの買い増しはあるとしても買い換えはいまのところ考えられない。 キャノンもいずれデジタル専用のレンズを出すかもしれないが、それはそれで大きな技術革新がない限り「ふ〜ん」で終わってしまうでしょう。 ■2004年4月 EOS-1D MarkII発売 EOS-1D MarkIIを発売と同時に購入。見た目的にはほとんど変わりがないが、スペックは大幅に向上。800万画素のため、ストレージを莫迦食いする。1GBのCFではどうにもならない事が多くなるような予感。案の定、ゴールデンウィーク中の撮影行ではEOS 10DとOptio Sとメディアを取っ替え引っ替えしながらの撮影となり、大変だった。 新しいカメラといえば、キャノンのネーミングには今ひとつ問題があるような気がする。今後、EOS-1Dシリーズを続けていった場合どうなるのか心配。 EOS-1D、EOS-1Ds、EOS-1D MarkII、、、 このカメラとEOS 10D(EOS-1Dはメイン予備)との2台体制であれば、EOS-1Nの出番は正直もうないと思われる。事実、2001年12月に1Dを購入後に1Nで撮影したフィルムは3本程度。ボディー一台だけ持って行くときに1Nに手が伸びる事はまずない。 ■2004年5月 デジタルカメラを楽しむ どこかでカメラの雑誌よりもパソコンの雑誌の方がデジタルカメラの紹介記事に関しては読み応えがあるような事を書いたような気がするが、星の数ほどあるWebサイトも同じで、フィルム写真から入った人の所には写真があり、単にパソコンの延長からデジタルカメラを使っている人のサイトは写真よりもレンズの比較やらインプレッションが充実している。 パソコンの記事はもともと比較やらスペックがなになにといった記事が多いので、これと同じか? 比較をするのもおもしろいとは思うが、個人で同じようなレンズを買って比較写真を載せてもただの金のムダ使いだと思う。決して貶しているわけではなく、物好きな人もいるな〜と思っているだけ。世のため人のためと思っているのかもしれないが、純粋に写真を楽しむというのとはちょっと違うような気がする。 ■2004年9,10月 EOS-1Dの売却とEOS-1V HSの購入 EOS-1D MarkII購入後、EOS-1Dは完全に活躍の場を失ってしまった。4月に新宿のQRセンターでCMOS掃除に出したあとは防湿箱から出ることはなかった。正直言うとEOS-1D系のボディーは重い。欠点といえばこのくらい。ちょっと気軽にロケハンに行くときは、やはり10Dを持ち出したくなる。 半年間使わなかったので、もうこのまま使わないだろうと判断。宮城の友人が買おうと言ってくれたが、結局その話は流れてオークションで売却することに。ペンタ部に大きなキズがあったりしたが、予定よりも\30,000-程度高く売れた。 そのお金でというわけでもないが、銀塩のカメラがどうしても欲しくなった(EOS-1Nではモードラのコマ数がデジタルと釣り合わなくなってきていた)。バッテリーの充電器がデジタル系と銀塩系とで共用でききることもわかり、程度のイイEOS 3かEOS-1Vを探し始めた。最初からHSであれば問題ないが、なかなか良いブツが無く、EOS-1Vボディー+ISレンズとPB-E2を別々に購入した。PB-E2は多少キズがあるが、EOS-1V HSとしてみると相場よりもいくらか安く手に入れられたような気がする。 以下購入履歴、順次追加。 EOS D30購入後にボディー、レンズ以外にかかった費用の明細 2001.02.17 IBM MicroDrive 1GB購入 \49,800-(ヨドバシポイントで購入) 2003.03.16 Transcend CompactFlash 1GB 30倍速購入 \39,980-(e-Trend) 2003.12.14 Transcend TS1GCF45 45倍速 1GB購入 \34,980-(e-Trend) 2003.04.26 EOS D30 CCD清掃(QRセンターで) 無料 2003.04.26 EOS-1D CCD清掃(QRセンターで) 無料(取れないゴミ有り) 2003.12.07 DVD-Rドライブ購入 \16,000- 2003.12.08 DVD-Rメディア50枚購入 \11,950- 2004.03.10 EOS-1D CCD清掃(QRセンターで) 保証期間後 \17,000- 2004.04.12 DVD-Rメディア50枚購入 \11,750- 2004.04.29 EOS-1D MarkII購入 \520,000- 2004.05.01 EF300mm F4.0L IS(それがどうした?) 2004.05.27 HITACHI MicroDrive 4GB購入 \32,500- 2004.09.01 EOS-1Dをオークションにて売却 \230,000- 2004.10.01 ↑を売却したお金でEOS-1V HSを購入 \120,000- 2004.12.15 DVD-Rメディア100枚購入 \4,999-x2 2004.12.28 EF70-200mm F2.8L(それがどうした?) 2005.01.18 EF500mm F4.5L(それがどうした?) 2004.5の時点で、これまでの撮影したコマ数11,000枚、 Valbia36枚撮りで換算すると、 フィルム代:305本x\900-=\274,500- 現像代:305本x\1,000-=\305,000- 一概に同じだけシャッター切るか? といえば切らない場合もあるので、簡単には比べられないが参考まで。 |